タレントの中川翔子さんをインターネット上の掲示板で、侮辱・脅迫した疑いで、警視庁は、20代の男を書類送検した。
東京都内に住む20代の男は2021年6月、ネット上の掲示板「5ちゃんねる」で、タレントの中川翔子さんに対し、「自殺しろ」、「殺害する」などと書き込み、侮辱・脅迫した疑いで7日、書類送検された。
男は、精神的なトラブルを抱えているとみられている。
ネット上の誹謗(ひぼう)中傷をめぐっては、侮辱容疑での立件が相次いでいるほか、対策を強化するため、法相は9月、侮辱罪を厳罰化し、懲役刑を導入する刑法の改正を法制審議会に諮問している。
https://www.fnn.jp/articles/-/250149
上記の記事のヤフーニュースで有識者のコメントが載っていました。
近年、ネット上の誹謗中傷について声を上げる人が増えています。
現在の法律では、発信者を特定するにはプロバイダ相手に裁判をして勝訴する必要があり、決着までに多くの時間や弁護士費用がかかることが問題視されていました。
しかし、今年4月に決まり、2022年秋までに施行予定の改正プロバイダ責任制限法では、このような裁判をしない手続きが追加されます。さらに、記事中にもあるとおり侮辱罪の厳罰化が検討されており、ネット上で頻発している侮辱・脅迫等に対し、被害者が行動を起こしやすくなります。
匿名だからといって何を書いてよいわけではありません。刑事事件として侮辱罪や名誉棄損罪となることもありますし、民事訴訟で数百万円の損害賠償が成立した例もあります。
法改正によって被害者が救われるようになるだけでなく、誹謗中傷への抑止力にもなることが期待されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d54383ccb997f584a4013da3e1d3e81f663aa42 山口真一
プロバイダのIP・ログ保存の期限は多くは3~6ヶ月ですが1年のところもあるので、もし改正プロバイダ責任制限法が来年10月に施工されれば、ログ期限1年のところで現時点で誹謗中傷した人はプロバイダ裁判なしで容易に捕まる可能性があるというわけです。
このプロバイダ裁判がなければかなり訴える人が増えるでしょうから誹謗中傷を趣味にしているような愚者は心して、面と向かって話しているようにネット書き込みをするように意識を変えないといずれ捕まってしまいますよ。
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